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2017/02/08

最新刊『伝説の編集者H・テラサキのショーワの常識』発売中! 定価1,800円+税

本書は月刊雑誌『ソトコト』に創刊から連載されたエッセイを30本抜粋・編集したもの。

アマゾンのほかジュンク堂書店池袋本店、蔦屋書店六本木店、丸善仙台アエル店ほかで発売中です。

 

<著者紹介>

寺﨑 央  Hisashi Terasaki

幻のムック『Made in U.S.A catalog 1975』をつくり、『MEN’S CLUB』『平凡パンチ』『POPEYE』『BRUTUS』などの雑誌を舞台に活躍し、今日の若者文化に多大な影響を与えた伝説の編集者、H・テラサキこと寺﨑央。「テラ」「テラさん」と親しまれた。ファッション、映画から始まって、山歩き、釣りなどのアウトドア、カメラ、バイクやスポーツなどの分野を得意とし、それがまた探究心旺盛でかつ博覧強記だった。 何がいま、おしゃれであるかを探し、世界の雑誌の最先端を見つめながら仕事をした。ページを企画構成するだけでなく、原稿を書き、イラストを描き、写真を撮り、版画を自作し、レイアウトまで自らこなす全方位的編集人間だった。著書に『若者の新生活宣言 アメリカ式ニューライフからキミの意識構造をかえよう』(KKロングセラーズ)、『ワーズワースの冒険』(フジテレビ出版)、『癌一髪! 悦楽的闘癌記』(マガジンハウス)などがある。

1943年、北海道生まれ、東京で育つ。山歩きとスキー、カメラいじりが好きな少年だった。日本大学芸術学部放送学科卒業後、婦人画報社入社。男性ファッション誌『MEN’S CLUB』編集部に勤務の後、‘69年に退社し、フリーランスの編集者兼ライターとして再スタート。

1970年代は週刊『平凡パンチ』(当時の平凡出版)に始まり、『Made in U.S.A catalog1975』(読売新聞社)、『SKI LIFE』(読売新聞社)などを手がける。70年代から2000年代まで、不定期ながら、『山と渓谷』『Outdoor』(ともに山と渓谷社)にも、アウトドアものの寄稿を続けていた。

1977年に創刊された『POPEYE』(マガジンハウス)で創刊準備段階からスタッフとして関わったのを皮切りに、1980年代に入り、『BRUTUS』でも創刊準備段階から編集者として参画。長年、特集や人気エッセイなどを担当。

1990年代以降には、『Tarzan』(マガジンハウス)や『ソトコト』(木楽舎)などの雑誌にエッセイを連載。

2005年に『ソトコト』の連載終了後は、主にANA機内誌『翼の王国』で連載記事を担当。

2008年、雑誌『オレキバ』(六耀社)に編集者+ライターとして関わる。これが主な雑誌編集の仕事としては最後となり、2012年12月没。享年69歳。その後、間を置かず生前から親交のあった仕事仲間たちが「テラ本制作委員会」を結成。

2013年12月の一周忌には、『史上最強の助っ人エディター H・テラサキ傑作選』(テラ本制作委員会 編)と題する氏の過去の仕事をアーカイブした本を出版している。